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1998年
後半期

親戚・知人に送っていたハガキ新聞。ぼちぼち、行きまひょ。

つづき
 


98年7月3日(金)発行
 

 


7月号その1

おばあちゃんの事で今一番の悩みは、ショートステイで歯磨き介助がされない事です。

おばあちゃんが歯磨きするには介助が必要です。

ずっと利用している老人ホームのショートステイでは歯磨き全くナシが普通 。最初はどうにかして歯磨き介助してもらおうと努力しましたが全然だめ。間2年は歯磨きは諦めて利用。やっと最近初日だけはしてもらえるようになりました。毎回メモでお願いはするんですが。

生活リハビリを掲げる老人保健施設のショートステイでも歯磨き介助はほとんどありません。持っていった歯ブラシとコップは洗面 台に置いてありますが、いつも使われずじまい。幸運に歯磨き介助してもらえたとしても、スタッフはすぐどこかに行ってしまい、ばあは置いてきぼり。忙しそうなスタッフには声を掛けづらく、歯磨きナシで一週間我慢という「?」な状況が続いています。


この問題をインターネットの老人介護に関する掲示板に投げかけたところ、(インターネットでは、高齢者介護の情報交換がとても盛んなのです。)人手が足りないため多くの施設では、歯磨き介助まで手が回らないんだそうです。

うーむ、悩みます。でも、連絡帳を作ってスタッフの方とまめに連絡を取り合い、何か良い手だてがないか探って行くつもりです。全部お任せでは施設の環境は良くならない、うるさがられる位あれこれ感じた事を言っていかないとだめだな、と痛切に感じるこの頃です。利用者家族の横の繋がりも大切だと感じます。




おばあちゃん7月のショートステイの日程
7月上旬の1週間、老人ホーム
7月下旬の1週間、老人保健施設 です。
 
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98年7月19日(日)発行
 

 


7月号その2
暑中お見舞い申し上げます。
暑い日が続きますが皆様お元気ですか?

家ではおばあちゃんの暑さ対策で四苦八苦(?)です。おばあちゃんは暑がりですから、団扇が手放せません。イライラしたり眠れない時もすぐ団扇をバタバタさせます。団扇はおばあちゃんの精神状態のバロメーターなんです(笑)。


クーラーが効いていて、快適に過ごせるショートステイに行ってもらっている時の方が、私は正直なところ安心出来ます。ショートステイ時には図書館で借りてきた大活字本を2,3冊持って行きます。(最近、新刊が増えたんです。ミステリー物ばっかりですが)車椅子には旅行用の小物入れを改良したサイドポケットをつけ、その中に本とハンカチを入れ、自分で取り出せるよう工夫しています



おばあちゃん、8月のショートステイの予定
8月上旬一週間、老人ホーム
8月下旬の一週間、老人保健施設


叔父様、叔母様にまだお話していませんでしたが、おばあちゃんの介護体験を自分だけにしまっておくのはもったいないと思い、気付いた事、感じた事、日々の工夫あれこれを、インターネットのホームページに載せています。ネットを御覧になる機会があれば、一度覗いてみて下さい。ご意見、ご感想を頂けるとうれしいです。(匿名で作っています。個人のプライバシーに関わる事には触れていません。)Yahoo!のお薦めホームページとしても紹介されました。

 
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98年8月1日(土)発行
 

 


8月号その1

ケア施設のショートステイ利用は次回で5回目ですが、だいたい決まった方が宿泊されているのでもう顔なじみです。世話好きのお婆さんも泊まっておられ「トイレ行ったか?」「薬飲んだか?」とばあの事を何かと気遣って下さいます。そりゃもうありがたい事です(^^)。ばあちゃんも一生懸命話をしてるみたいです。

家に居たら人との交流も限られますが、出かけると色んな人と触れ合えるのでいい経験ですね。

歯磨きに関しては、コップに直接マジックで「介助お願いします」のメモ書きをしました。今回2日に一度は介助してもらえたようです。あまり悲観的にならず、やってもらえてよかったね位に楽天的に思うようにしました。

その他ばあは、気付いた事は家と同じ様に大きい声で「薬まだもろてない!」やらなんやら意志表示してるんであまり心配いらないみたいです。明治生まれのおばあちゃんはほんと、たくましいです。(^^)


毎日寝苦しい夜が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか?暑がりばあちゃんはクーラーをきかせて熟睡し、とっても元気です。

ケア施設も出来てから一年、最初は頼りなげだった若いスタッフもたくましく成長されました。ベッドや手すり、身の回りの物の配置は人それぞれ体の状態によって違うので、スタッフと話し合い、ばあちゃんに一番合う様に模様替えします。ショートステイ中でも、ばあが自分で身の回りの事を出来るようにしようと思ったらある程度こちらの協力が必須で、施設にお任せではうまくいかないなあ、と痛切に感じる、今日この頃です。     

 

 
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98年8月23日(日)発行
 

 


8月号その2

残暑お見舞い申し上げます。

ちょっと強引かな、とも感じますが、毎日無理なく出来る日常動作の中で色々リハビリを増やしています。

手取り足取りだとつい甘えてしまって、おばあちゃんは身体を動かそうとしません。せっかく出来るようになった事が沢山あるのだから持続させないと、もったいないですよね。おばあちゃんもしんどいでしょうが。
「うるさい孫で悪いねー、ごめんねー(^^)」と笑いもって、なんやかんや、言ってます。

ばあちゃんの、前向きな姿勢は、どこに行っても周りに元気を与えてるような気がします


おばあちゃんの今後の機能回復の事も考えて、先日市の高齢福祉課より、低床タイプの車椅子を給付していただきました。

れは座椅子の高さが低く(40a)足がしっかり床に着き自走の練習をするにはもってこいです。ケア施設のリハビリの時間には、立つ練習だけでなく、車椅子を自分で動かせる様になるためのカリキュラムも組んでいただきました。練習のかいあって少しだけなら、直進出来るようになりました。歩行訓練も始めました。

おばあちゃんは皮膚が強いのか、寝返りを全然うたなくても床ずれが出来ません。

上を向いたままずっと寝ていても大丈夫なんです。せっかく寝返りが打てるようになったのに、あまりやろうとせず、このままではもったいないので、「1時間に一回は寝返りするようにしてやー、横になるのにあきたら、一瞬でいいから、やってよー」との私等のうるさい声掛け(^^)。1日に2,3回はうつようになりました。ほっ。

 
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98年9月6日(日)発行
 

 


9月号

朝晩涼しくなりましたがいかがお過ごしですか?皆さん体調を崩さないようにして下さいね。

おばあちゃんが倒れてから5年が過ぎました。

始めの2年と3ヶ月はショートステイもまったく利用せず、皆でがむしゃらに介護してきました。5年経った今は利用可能な公的サービスは全部利用し、皆でスケジュール調整しながら交代で介護出来ています。

その甲斐あっておばあちゃんはどんどん元気になり問題ないのですが、介護する皆のストレスや慢性的な疲れが気になっています。現在3人交代での介護とはいえ、叔母は往復5時間かけて通うハードな毎日、私自身は体調があまり良くありません。そのためおばあちゃんの様子を見ながら、ショートステイの期間を延ばそうかと考えています。今までは1ヶ月の内2週間だったのを10月位 から3週間、お願いしようと思うのです。(特別老人ホームを一週間、ケア施設を2週間の併用で)


おばあちゃんの容態も安定しています。

みんながそれぞれ自分の家の生活も大切にしながら長期的に無理なく介護出来るようにしなければ身体がもたないし、続けられないと痛切に感じるこの頃です。息抜きが必要です。

リハビリが主体の老人保健施設の3ヶ月入所を利用することも考えています。ここは預けっぱなしではなく、最低週2回は洗濯物を取りに行き、面 会するので、家族とは切り離せないシステムになっています。(以前お送りしたパンフレットを参照して下さい。)この入所は1回だけ利用出来、その後はいつものショートステイを使う事になります。皆で色々相談しあっています何か良い知恵があればお教え下さいませ。

 
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98年10月4日(日)発行
 

 


10月号

キンモクセイの香りが漂う季節になりました。

おばあちゃん身体を自分で拭くようになる。背中を拭くのも長めのタオルをたすき掛けにして拭ける様になりました。

右手で文字を書く練習始める。以前の利き腕が右手ですから私達にも十分読める文字です。筆記用具は握りやすい太めの鉛筆型パステル(紙に芯が良く引っかかり書きやすい)太めの色鉛筆を使っています。倒れてからは全然選挙に投票していなかったのですが次の選挙には久しぶりに投票しようよ、とおばあちゃんを励ましています。

今月からショートステイを増やしました。祖母が倒れてから5年と4ヶ月になります。こんなに祖母が元気になれたのも、デイサービスデイケア利用、ヘルパーさん来訪、訪問看護往診交代での皆の介護自宅で自分の事は自分でする生活リハビリショートステイと、これらが全部うまくかみ合っているおかげだと思うのです。

外の世界に触れる事で祖母は生活にも張りが出て生き生きすごす事が出来、私達も笑顔で介護に携わることが出来ます。ですが今以上の時間を皆が介護に割くのは肉体的にも精神的にも無理だと感じます。誰かが身体を壊し共倒れになる恐れがあります。介護に携わる皆が個々の生活も大切にし、ゆとりを持って気長に祖母の介護も出来る体制を整える事が必要だと痛切に感じるのです。

そのためショートステイを増やす事にご理解下さるようお願い致します。(おばあちゃんにも承諾済みです、、。)

 
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98年11月17日(火)発行
 

 


11月号

先月からショートステイを3週間に。そのため、公的ヘルパーさんの利用が難しくなる。今の様な不定期な月一回の利用では継続して利用出来ないとの事でひとまずお休み。公的な訪問看護が決まり次第こちらに移行。これは訪問看護ステーションの看護婦さんが来てリハビリや食事介助、排泄介助、清拭などをやって下さるものです(家人が在宅時のみ利用可能)

インフルエンザの予防接種受ける。先日1年に一回の老人検診を受けました。そのついでに。ちょっと安心。来月始めにもう1回受けます。

月末に地区の公民館で在宅介護者のつどい。利用している施設の情報や介護なさっている方の生の声が聞けます。やはり地元の横の繋がりが大切なので私が参加します。

ばあ老人保健施設でベッドより落ちる。車椅子からベッドへ移る時、スタッフがベッドの手すりを外した事が原因。ばあの身体は持つ物がないと自然に右に傾きます。スタッフがばあをベッドサイドに座らせ、後はまかせておいても大丈夫だろうと目を離した隙に右前に倒れ顔面 から床に直撃したそう。「全然痛くなかった」との事で放置され、私達にも連絡なく、家に帰ってから顔についた青あざに気付く。「もしも何かあったらどうすんねん」と施設の応対に疑問を感じました。ばあの症状は入念に伝えているのですが、毎日人が交代するので抜け落ちる事があります。今後注意してもらうようにします。

自転車で5分の所に新しい老人ホーム が出来12月よりショートステイが変わります。近いと何かあったとき直ぐ行けるので安心です。


皆さん、おげんきですか?

ショートステイの期間が長くなり、おばあちゃんも気が休まらないのではないかと心配しましたが、今のところ穏やかに利用してくれているので助かっています。これも、おばあちゃんが元気でいてくれてるおかげです。 おばあちゃん、ありがとう(^^)。

 
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98年12月20日(日)発行
 

 


12月号
もう師走ですね皆様いかがお過ごしですか?おばあちゃんは身体の状態もいいですし顔色も良くお肌つるつる。とてもにこやかなお顔立ちです。色んな事に前向きに挑戦し、あっという間に過ぎた一年でした。皆様良いお年をお迎え下さいね。

地区公民館で「在宅介護者のつどい」開かれる
地区での在宅介護世帯の25パーセントの方が参加しました。そのうち1人で看てらっしゃる方は4分の1。民生委員の方も参加し、保健婦さんが頑張りすぎない介護のすすめについてお話をして下さいました。参加者も今の介護の現状などをお話下さり、日頃会うことのない人ばかりでしたので、いい顔見せになったのではと感じています。年明けにもまたあるそうですので参加したいと思っています。

近所に新しい老人福祉施設(リハビリをしていただける施設)が出来る。自転車で15分、車で10分の近所に出来た病院です。ショートステイを1月より受け付けるとの事で資料取り寄せ中。

おばあちゃん老人保健施設のショートステイで同じ入所者から好かれる
聞き上手のおばあちゃんの短期入所を心待ちにされてる方がおられます。帰る時には「淋しいわあ」といつもおっしゃって下さいます。嬉しいことですね。

今の所使う予定はまったくありませんが、老人保健施設のロングステイの許可が下りました。1ヶ月〜3ヶ月の入所が可能です。
もしも、のことを考えてみんなで相談し申請だけはさせてもらいました。

来年からデイサービスの曜日が変更します。

 
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つづき
 


グリコのおまけ
 

 

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gunjoaen@hello.email.ne.jp

制作:(C)群青亜鉛
2002(改訂)