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【ワン・ストーリー・ハウス】

施主さんが当事務所ホームページの掲示板に何気なく(?)書込んで頂いたのがきっかけで、この住宅は完成しました。土地探しからお手伝いしていましたが、当初から平屋の計画ではありません。経過の中で希望には十分な広さの土地があった際、平屋ができますねと持ちかけてみただけだったのです。
その提案を気に入って頂けた事で、竣工時には平屋を意味する「one-story house」という名前を施主さんから頂きました。 その言葉には、この住宅が幾つもの物語が折り重なって出来上がった一つの物語である、と言う意味を込めているのだと思います。
そしてプロローグが終わった今、主人公となる施主さんとその家族に、この住まいを舞台に素敵なストーリーやエピソードをいつまでも創ってもらえたらと願っています。



01「 外観 」
敷地は造成地の角地。一般的には擁壁を作って平らな地盤面を作る事が多いのですが、現況のままの形状で設計を進めました。法規上の壁面後退線一杯に計画した事で、建物基礎の一部が斜面からはみだしたかの様になっています。

02「 玄関 」
大小2棟の合間を縫う様に渡り廊下を兼ねた玄関があります。石を詰めた土間の目地がなんとなく内外を分け、境界を曖昧にしています。

03「 渡り廊下 」
玄関を入ると大きな四角い下駄箱が鎮座しています。写真に見えるのはどちらか言えば裏手になりますが、くぼみはネコトイレになっています。2棟それぞれの入口は赤い建具を入れました。全体的にモノトーンの中でポイントカラーになっています。

04「 中庭 」
ほぼ家全体が中庭に向って開いた計画になっています。ロフトの窓からは渡り廊下の屋根に出る事もできます。

05「 リビング 」
奥上のロフトは旦那さんの趣味スペース。その下にあるポリカーの建具の向こうに台所があります。右奥の扉は楽器練習部屋。こちらは奥さんの趣味スペースです。お二人の居ない時はネコ達の天下。ハシゴでロフトにも登ってしまうそうです。

06「 リビング 」
天井に光の洩れるすき間が見えるのは、屋根全体が少し浮いたような作りになっているからです。ハイサイドの光が時間によって、いろいろな表情を高い天井に映しだしています。
丸いちゃぶ台は友人のオリジナル作品。

07「 廊下 」
屋根の低い棟には、寝室、フリースペース、浴室などがあります。この廊下は雨天時の物干スペースにもなります。

08「 寝室 」
シンプルな寝室。ベッド上の照明は大工さんに作っていただきました。
家具も全体のイメージに合わせて揃えていただけています。

09「 洗面・脱衣室 」
日々の家事が楽しくなるようにと、施主さんが白にこだわったユーティリティーです。
隣の浴室も白でまとめています。

10「 キッチン 」
ピーカンオリジナルキッチン?です。こちらも施主さんのこだわりが現れたスマートなデザインになりました。

11「 中庭の夜景 」
中庭に立つヤマボウシが足元の照明に照らされて幻想的な雰囲気を作り出しています。
この風景が旦那さんのお気に入りだそうです。

12「 夜景外観 」
ハイサイドライトは建物全体を囲っているので、夜になるとハチマキを巻いたような明かりが灯り、浮いた屋根がより印象的になります。




完成年月:2003年


このページの本文中の写真撮影:絹巻写真事務所>


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【掲載等】
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世界でいちばん自分らしい家」別冊新しい住まいの設計135



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